いい子になると信じたら「いい子」になる。三浦健太さんの「愛犬が『いい子』になる10のルール」で学んだ大切なこと
わが家の愛犬ココは現在3歳半。子犬時代のやんちゃっぷりは落ち着いてきましたが、なかなかの女王さま気質です。
かわいい子犬との楽しい癒しの日々を想像してスタートした「犬との暮らし」でしたが・・・家の中で子犬を飼うって想像以上に大変なことなんですね。あまりのやんちゃっぷりにタジタジで、軽くノイローゼになりながら、犬のしつけの本を読み漁り、どうすればいいかのヒントを探し回る日々でした(;´д`)
当時読み漁った犬の本の中で、劇的に、ココが「いい子」になった本があり、それは、そのまま対人関係や、自分自身にも当てはまる、深い深い内容でした。
愛犬が「いい子」になる10のルール(PHP研究所:三浦健太)
この本によると
『大事なのは、共に暮らそうと思う心構え』
なのだそうです。
テクニックではなく、犬種でも性格でもなく、飼い主の心構え。
いくつかの心構えだけを知りそれを実践すれば、シツケらしいことを何一つしなくても愛犬は見事によい子に育ち、ともに仲良く暮らせる犬に育つのだそうです。
私の心構え次第・・・??
私の心構えが変われば、ココが「いい子」になるということ?
いい子になると信じたら、愛犬はかならず「いい子」になる。
いい子になると信じたら、愛犬はかならず「いい子」になる。
この本に書かれているのは、一貫してそのことでした。
多少のイタズラや元気さは、明るい子犬の証拠。
子犬の最初の1年は人間の12年。
その後の1年は人間の4年から6年。
1年経ち身体が大きくなっても、まだ小学生。
2歳の誕生日を迎えて、やっと大人の仲間入り。
これからの十数年、愛犬と心をつなぐ家族になりたいのであれば、最初にすることは「シツケ」ではなく「絶対、いい子になるはず」と信じてあげることなんだそうです。
しつけの本やインターネットの情報やアドバイスに振り回され、頭でっかちになってしまっていたように思います。
目の前にいるココをちゃんと信じて見てあげることができていなかったなあ、と思いました。
私の気持ちが変わると、あっという間に「いい子」になった
ココへの私の気持ちを変えてみると、びっくりするほどいう事をきいてくれるようになりました。
もちろん子犬がやんちゃで大変なことに変わりはありませんでしたが、今までできなかった、お手、フセ、マテ、クレートなどをあっという間に覚えたんです。
今まで教えようとしていた方法と何が変わったのかというと、「私の気持ち」、ただそれだけでした。
覚えさせるためにココが大好きな大根の葉やキャベツも使ったけれど、
「この子はものすごーくいい子なんだ」という前提でココと接して、
何度も何度も褒めながら、一緒に楽しみながらやりました。
以前は「ワガママだから、言っても聞いてくれないし・・」と、やる前から少し諦めていたようにも思います。
できて褒められるとココも嬉しそうで、私も嬉しくてまた褒める。
それを繰り返しているうちにあっという間にいろいろ覚えて。
びっくりでした。
とはいえ、できるはずなんだけど、わざとやらないこともしょっちゅう。
あまりのワガママっぷりや、わざとトイレを失敗されて「悪魔だ!」と思うこともありましたけどね(;´∀`)
人と接するときにも、自分自身に対しても、同じ
これは愛犬だけでなく、人と接するときにも同じだと思うんです。
もしも「あなたは悪い人だ」という前提で接してこられて、私の欠点や失敗をすぐにあれこれと見つけて、「ほら、やっぱりろくでもない人だわ」なんてやられたら・・・私はとても悲しい気持ちになるし、そんな人と一緒にいるとどんどん性格が悪くなりそうです。
欠点だらけのダメダメな私でも、「いい人」だと信じてもらえたならば、こそばゆいとは思うけど、とても嬉しいし、私も相手を大切にしたくなるんじゃないかな。
そしてこれは、自分自身に対してもいえること。 「私なんて、どうせ・・・」もしもそんな言葉を日々、自分自身に投げかけ続けていれば、自分のことが嫌いになってしまうかもしれません。
一生付き合って行く自分自身に対してこそ、ちゃんと、「いい子」だと信じて、受け入れて、優しく接して大切にしてあげることができれば、と思うんです。
愛犬が「いい子」になる10のルール
- ルール1 愛犬が「いい子」になると信じる
- ルール2 愛犬と心がつながる育て方
- ルール3 家族みんなが同じルールで接する
- ルール4 優しく接すると、愛犬は優しい子に育つ
- ルール5 愛犬に何でも話しかける
- ルール6 飼い主が褒め上手になる
- ルール7 上手な叱り方を知る
- ルール8 犬に教える時はスピードが大切
- ルール9 愛犬の心身を鍛える
- ルール10 我が子のように健康を守る
さいごに
あんなに大変だった子犬時代も、今となってはもう、懐かしい思い出のヒトコマ。 小さな猛獣のようだったココは、すっかりお姉さんになりました。
犬の成長は人間よりもずっと速くて、まだ3歳半だけども人間の年齢に換算すると29歳。 あと数年で私の年齢を追い越して、そのうち私よりも年をとって、そして・・・。
犬と暮らして、犬を通して、とてもたくさんのことを教えてもらい、気づかせてもらい、日々、言葉にできない大切なものをたくさん与えてもらっています。