離婚を選ぶ勇気をもらえた、心理カウンセラーのことば
辛かったけれど、離婚する勇気を持てて、良かった
離婚というものは、世間では比較的よくあることではありますが、その渦中にいる当事者にとってみれば、精神的にクタクタのボロボロになる一大事です。
結婚は未来を創る建設的なものですが、離婚は、その反対。 積み上げたものを全部壊していく、ヘビーなものです。
生々しいハナシではありますが、「これからどうやって生きていけばいいのか」という金銭的な問題も、女性にとっては大きいものです。
もしも、どっちを選んでも幸せになれるとしたら、どっちを選びたい?
私は30代前半の頃、別居を経て離婚をしています。
直接的な別居の理由は「二人の関係を良くするために、一度別居して、付き合っていた頃みたいな関係からもう一度やり直そう。前向きな意味での別居が必要だと思う」みたいな感じで元夫から説得されたからでした。
が、実は・・・彼には3年ほど付き合っていた女性(同じ職場)がいることがわかって・・・私は少しおかしくなったりもしていました。
どうすればいいのかわからなくなって、心理カウンセラーの先生に相談に行ったのですが、「もしも、どっちを選んでも幸せになれるとしたら、どっちを選びたい?」と、質問されました。
「離婚をしたくない」と思って心理カウンセリングを受けに行ったのですが、とっさに出た私の答えは「(どっちを選んでも幸せになれるのなら)離婚したい!!」でした。
そして、「ああ、これが私の本心なんだ・・・」とわかり、結婚にしがみつこうとしていた自分に気がつきました。
自分の未来と、誇りをまもるために
浮気相手の彼女に慰謝料を請求したり、なんとしてでも妻の立場を通すこともできたのかもしれません。
でも、そうしなかったのは・・・
「そんなみっともないことはするな。お前のためや。お前のこれからと、自分の誇りを守るためや」と言ってくれた父の言葉があったからでした。
世の中は、不思議と繋がっているもの。相手の心におかしなものを残すような終わらせ方はやめておけ。最後の幕引きは、綺麗に終わらせた方がいい。そうすれば、どこかでまた、ちゃんといいふうに流れていくものだから。
父は、そう考えていたようです。
離婚の件で元夫が私の実家に来た時、私の両親は、一切彼を責めませんでした。
ちなみに私は、当時の姑から「あんたのせいでこんなことになったのよ!!!あんたに女としての魅力がないから、あの子がこんなことになったんじゃないのヽ(`Д´)ノ」とかもう散々いろいろ、昼ドラばりの罵倒をされました・・・^^;
私自身、至らないところは多々ありましたし、女性としての魅力が欠けていたのも、否めません。
離婚のおかげで
元夫は、ほどなくしてその彼女と再婚しました。
今はどこでどうしているのか全く知りませんが、どこかで幸せにやってくれていたらいいなと思います。
私はずっと両親との折り合いが悪く、特に、父とあまり話をすることがなかったのですが、その離婚をキッカケに、両親との関係性が変わっていきました。
人間万事塞翁が馬。あの離婚のおかげで「今」がある。
いろんな事が織り合わさって、人生は、深さを増していくのかもしれないなと、思います。
あの時離婚を選んで、そのあとさらに病気にもなって入院もして・・・いろいろ大変なこともあったけど、でも、そのあと、40才になる直前、神様からのプレゼントだと思えるような人と出会えて、再婚しました。
さいごに
世間の目、常識、お金・・・いろんな見えない鎖が、私たちを縛っているけれど。
もしも、どっちを選んでも幸せになれるとしたら、どっちを選びたい?
自分に正直に生きていければいいなと思います。