白菜収穫と、野菜を育てて起こった大きな変化

夏の終わり頃、庭の一画に作った畑スペースに秋冬野菜の苗をいくつか植えました。

書籍などを参考に、自己流で夏野菜(ミニトマト・きゅうり・オクラなど)のプランター栽培はチャレンジしていましたが、秋冬野菜の栽培は初めてです。 

秋冬野菜の中でも、特に白菜は《上級者》のイメージがあり難しそうと思っていましたが、自然栽培の畑の学校で苗を購入し、教わったとおり、キャベツ&レタスの跡地に、ハクサイとキャベツを植えました。

苗を植えてすぐの頃、虫食いだらけになってしまい、どうしていいかよくわからないまま、無農薬・無肥料・水やりもほとんどなし、の放置状態でしたが、立派な白菜に成長してくれて驚きました。

(▲無農薬・無肥料で白菜が育ちました)

外側の葉っぱには虫食いがありますが、内側は綺麗で、葉っぱもちゃんと結球しました。

白菜の隣にはワサワサと育った春菊があります。
春菊には虫除け効果があり、白菜やキャベツの近くに植えておくと良いそうです。

(▲近くに春菊を植えると虫除け効果が期待できます)

春にタネを蒔いた春菊は、収穫しても収穫しても次々に新芽が出て、株も大きくなりました。

春菊の穂先の葉っぱは柔らかくて苦味もなく、そのまま生で食べてもとても美味しいです!

(▲白菜の外葉は収穫した場所に放置しておきます)

白菜を収穫したら、外側の葉は捨てずに、土の上に被せておきます。
土の乾燥を防いだり、虫や微生物が分解して土壌を肥やしてくれたりするからです。

(▲5月にお隣さんが植えてくれた白ネギ)

引っ越して間もない頃、お隣さんが植えてくれた白ネギも大きくなり、日々の料理に重宝しています。

(▲庭の畑で育てた春菊と白菜)

庭の畑で収穫した大きな白菜を洗いながら、目の前の白菜といろんな出来事がオーバーラップして……じんわり目頭が熱くなりました。

大阪から安曇野に移住して、自然栽培を教えてくれる畑の学校に通ったり、庭に畑を作ったり、手探りでいろんなことをやってきたなあ、と、この半年間が走馬灯のように脳裏をよぎりました。

(▲ココはストーブの近くがお気に入りです)

畑以外にも、ペーパードライバー講習に通ってビビりまくりながら車を運転したり、畳の上に足がたくさんある虫がいてフリーズしたり、アトピーが悪化して家に引き篭ったり、ブログには書いていなかったけど、ブヨに刺されてパンパンに腫れたり、帯状疱疹になったり、いろんなことがあったなあ……。

「外で働いて収入を得る」ができていないことに引け目を感じることもあるし、何をするにも「3歩進んで2歩下がる」ような不器用さで無駄が多いけれど、ちゃんと結球して大きく育った白菜は『大丈夫だよ』と神さまに肯定してもらえたサインのような気がして(勝手な思い込みですけど……)、収穫の喜びはひとしおでした。

今年は野菜の価格も高騰しているようです。
小さなプランターひとつでも野菜を育ててみると食費の助けになるし、野菜の成長を通して、見える景色や感じる世界も少し変わってくるような気がします。

(私は野菜の栽培方法から芋づる式に、農薬のこと、種子のこと、食の安全や添加物のこと、流行り病のこと、社会の構造のことetc…点と点を結ぶように少しずつ知っていくにつれ、そういうシステムからそっと離れて、新しい生き方を探してみたいという思いが強くなりました)

野菜づくりを習っている竹内先生の本、わかりやすくておすすめです。
図解も多いのでパラパラと眺めているだけでも、へぇーっと新たな発見があったりして面白いと思います^^

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