移住ブルー・・・中古住宅の契約日が迫ってきた

築30年の中古住宅購入の契約日が決まり、長野移住が現実味を帯びてきました。
この1年、移住を夢見てあれこれ勉強し、物件を探し、9月に予算内におさまる理想的な家が見つかって内覧・仮申込とトントン拍子でした。

そして、いざ契約日が決まってみると、今の生活を離れることがすごく寂しく感じて切なくなってきて・・・マリッジブルーならぬ「移住ブルー」になっておりました^^;

どうしてわざわざ長野県に引っ越すの?
自然の多いところが好きなんだったら、たまに遊びにいけばよくない?

それに、今の家、大好きなんでしょ?
都会の駅近のマンション暮らしは便利で楽だよ?
無印もユニクロも映画館も徒歩圏内だよ?
戸建ては戸締まりとかゴミ出しとかなにかと大変だよ?
田舎ならでは地域の行事参加とか付き合いとかいろいろ大変だよ?

長野の冬はかなり寒いらしいよ?
冷え性だし、寒いの苦手でしょ?

長野まで行かなくても、近畿にも素敵な場所はたくさんあるよ?
九州とか瀬戸内海あたりも暖かくて良さそうだし、もっと考えてみたら?

・・・グルグル思考のループです。

大きな変化の前には、現状維持をしようというホメオスタシス(恒常性)の働きはつきもの、そこに留まってしまうと変化は起こせない!とか、前向きにポジティブに考えてみたり。

そもそも、なぜ、移住をしたかったのだろう?

移住したい理由はひとつじゃないし、「〇〇だから」と端的に説明できることでもない。

なぜだかわからないけど、とにかく地方移住をした方がいいような気がしている。
でも、どうして??
ぼんやりわかっているけど、それをうまく言語化できない。

腸と森の「土」を育てる~微生物が健康にする人と環境~」をじっくり読んでいて、「そうか、こういうことだったのか」と、答えを教えてもらった感じがしました。

コンクリートに囲まれた都会じゃなくて、自然豊かなところで暮らしたい。
理屈じゃない。 ただ、土の近くで暮らしたいのだと思ったら、ストンと腑に落ちて、迷いがどこかにいきました(もちろん今でも、冬の寒さとか考えるとビビりまくってます^^;)

腑に落ちる、とは、腸の中の微生物たちによるもの。
人間の体内とか皮膚の表面には細胞よりずっと多くの微生物が存在していて、空気中やあらゆるところにもものすごい数の微生物がいて、そして、微生物と土は切っても切り離せない。

「土から離れてはいきられないのよ」天空の城ラピュタの主人公シータのセリフが聞こえてくるようです。

個人の健康という小さな枠を飛び越えて、プラネタリーヘルスという大きな視点から包括的に多くのことを教えてもらえる、非常に読み応えのある本でした。

発酵のこと、菌や微生物のこと、腸と脳の相関関係、食の安全や農薬や添加物のこと、ベジタリアンやビーガンのこと、植物のこと、環境問題のこと、ワクチンのこと、興味を持って調べていたけど断片的でバラバラだったものが、もう少し上の次元でまとまって、いろんな点と点が繋がっていった感じ。

近年、常在細菌の世界が明らかになり、常在細菌を通して人の心と体の繋がりがわかり、人も生態系全体の一部であったことを科学によって再認識されてきているそうです。

目では見えないネットワークで全て繋がっていて、人間も大きなネットワークの中のひとつ。
バラバラに分断されている調和を取り戻していかなければいけない。

なんだか壮大なことを考え出したら、いつの間にか移住ブルーはどこかに消えて、新しいワクワクが広がってきました^^

いよいよ来週、長野の家の契約です!

・ ・ ・ ・ ・
「シンプルで豊かな暮らし」のヒントに♪(ブログ村テーマ)

40代からの似合う服と小物の選び方
少数精鋭で着回すコーディネート
少ないモノで暮らす
私の人生を変えた一冊

ブログランキングに参加しています。
ワンコをポチッとクリックで足あとをいただけますと嬉しいです♪
にほんブログ村 ライフスタイルブログ シンプルライフへ

関連記事