鏡の法則を実践してみたら、生きるのがラクになったハナシ
人生とは自分の心を映し出す“鏡”である
鏡の法則は、いじめにあう息子をもつ主婦Aさんが、とあるコンサルタントからのアドバイスを実践することで、長年ゆるせなかった父親との間に雪解けが起こり、息子のいじめが解消され、そしてその過程で、幸せな人生を実現するための“最も重要な秘訣”まで手に入れていくという、実話に基づくお話です。
私たちの人生の現実は、私たちの心を映し出す鏡である。
私たちの心のあり様が、人生という鏡に映し出されるのです。
そして私たちは、鏡を見ることで、
『あっ、髪型がくずれている』とか『今日は私、顔色が悪いな』って
気づいたりするわけです。
逆に鏡がないと、自分の姿に気づくことができないですよね。
人生という鏡のおかげで、私たちは自分の姿に気づき、
自分を変えるきっかけをつかむことができるわけです」
(鏡の法則より引用)
鏡の法則のワークを実践してみたら起こった変化
私は両親との折り合いが悪く、家は居心地が悪くて苦しい場所でした。だから、家から通えない場所にある美大に進んで、家を離れました。
離婚当時、心理カウンセラーの先生に離婚の相談したことがありました。離婚のことで苦しんでいるというのに、先生が質問してくるのは両親とのことばかり。そこに、大切な「鍵」があるんだよ、と言わんばかりでした。
当時はすべてがダメで八方塞がりに感じていて、インターネットで出口を検索する中で「鏡の法則」にたどりつき、そこで紹介されていたワークを実践してみました。
「鏡の法則」で紹介されているワーク
「鏡の法則」で紹介されているワークは、ざっくりいうと
- 父に対する『ゆるせない』という気持ちを、気がすむまで容赦無く紙に書きなぐる
- 「そのとき、私はこんな気持ちだったんだ」ってことも書いてみる
- 新しい紙に「父に感謝できること」というタイトルを書き、感謝できることを書く
- 別の紙に「父に謝りたいこと」というタイトルを描き、謝りたいことを書く
- 感謝できること、謝りたいことは、実感がともなわなくてもOK
- 父に電話をして、感謝の気持ちと謝る言葉をかける
- 実感が湧かなければ、紙に書いた言葉を伝えるだけでもOK
というものです。
詳しくは下記の「鏡の法則」をどうぞ。
心の中の大きな氷が溶けた
鏡の法則を読んで、父親に「ありがとう」を言わなければいけない、と思いました。そうすることで何かが変わるような気がして、父に電話をかけて「今までちゃんと言っていないけど、育ててくれてありがとう」と言いました。
当時、実家の両親との関係はギスギスしていたので、「ありがとう」と言う事にものすごく抵抗があり、勇気が必要でした。かなりぶっきらぼうにしか、言えませんでした。
そして恥ずかしくてたまらず、すぐに電話を切りました。
突然のことに、父はビックリしていたと思います。
電話を切った後、涙がポロポロ止まりませんでした。そして、感謝の気持ちが溢れてきました。
当時はその理由がわかりませんでしたが、今ならなんとなくわかるんです。勇気を出して言った「ありがとう」は、閉じていた自分の心を溶かすキッカケになったんだなって。
ちょっと古い例えですけれど、アナと雪の女王の最後のシーンのように、心の中の大きな氷が溶けて、世界が変わったように感じました。
さいごに
それから一気に人生が好転(∩´∀`)∩ワーイ! なんてことはなく、別居していた元夫とは離婚に至ったし、その3年後には体調を崩して入院、仕事も辞めざるを得なくなり、いろいろ苦しい時期は続きました。でも、振り返れば、あれは大きなターニングポイントのきっかけだったなあと思います。
今は両親に普通に「ありがとう」と言える関係です。
「鏡の法則」はミリオンセラーになった本なので、ご存知の方も多いかと思います。心の中で不満ばかり抱いていると、その心を映し出すように、ますます不満を言いたくなるような出来事が現実に起きてしまい、逆に、心の中でいつも感謝していると、さらに感謝したくなるような出来事が起きてくるのだそうです。
感謝の気持ちで毎日を過ごしていきたいなと思います(´∀`)