本当は服が欲しい。「洋服選びが苦手」の背後にあった気持ち

クローゼットの洋服の断捨離を繰り返した結果・・・

ミニマリストになりたいと思うようになってから、私は、洋服を断捨離したり買い取りに出したり、手放すことばかりに意識が向かっていました。

服を買うことよりも服を手放す方が清々しく気持ちよく感じたし、もともと買い物が苦手(失敗したくないという気持ちが強いのと、失敗しなさそうなモノを探すのがメンドくさい・・・)なのもあり、洋服の数はどんどん減っていきました。

そして、その結果、どうなっていったかというと・・・

新しい洋服を買わずに断捨離を繰り返していたら、当然ですが、クローゼットはスカスカになりました。

洋服選びが苦手な私は、この秋冬、コートもニットもボトムスも靴もバッグも何も買わず、唯一買ったのは、three dots(スリードッツ)定番人気Tシャツ「ジェシカ」 七分袖だけ、でした。 ちなみにこのTシャツは、首元のあき具合が絶妙で、インナーに大活躍しています^^
(無印の「綿とウールで真冬もあったかインナー」とか肌着や部屋着類は購入しています)

お恥ずかしい話ですが、「まだ着られそうな服」「断捨離で残った服」を着回しているという状態で、数少ない洋服ですから大切に扱っていますが、何度も着ていればヨレたり毛玉ができたり・・・傷んで古くなっていきます。

そんなわけで、今のクローゼットは、トキメキ要素なんてほとんどゼロなんですよね、残念ながら。

「洋服選びが苦手」の背後にあった気持ち・・・

ミニマリストだ、断捨離だ、とかいっているうちに、なんだかこじらせてしまって・・・ちょっと違う方向に進んでいるなあ、と感じるようになりました^^;

洋服を買うことを避けていたのは、以前好きだったテイストの服がどんどん似合わなくなり、何を買えばいいかわからなくなっていたし、お店の試着室の鏡を見て「うっ、老けたな・・・」という現実を直視したくなかった、という気持ちが背後にあったんじゃないのかな?と思います(´・ω・`)

でも、身だしなみや洋服って大切なことだと思うんです。これじゃいかん!と思うんですよね。

着ているものは、あなたの心をあらわしている

先日読んだ枡野俊明さんの 禅が教えてくれる美しい人をつくる「所作」の基本 にあった言葉に、かなりドキリとしました。

着ているものは、あなたの心をあらわしている

少しヨレッとした鮮度の低い洋服は・・・私の心をあらわしているようです(;ω;)

流行は目まぐるしく変わります。それを追えば必然的に数をたくさん持つことになるでしょう。
一方、いいものを買う場合には、値段も張りますから、じっくりと吟味することになります。自分に似合うか、どんな自分を演出できるか、すぐに飽きたりはしないか…さまざまな要素を考え併せたうえで、買う決断を下すことになる。当然、大切にもするし、一シーズン、二シーズンで着なくなるということもないでしょう。

たくさんのモノを手放して、手放す痛みを味わってきて、モノが少ない身軽さや気楽さも知って、私はもう、たくさん持ちたいとは思わないんです。 目まぐるしく変化する流行にも、違和感や疑問を感じてしまいます。
だから、多少高くても、長く大切に着られるものをじっくりと吟味して選べる「審美眼」を持った人になりたい、そう思うんです。

さいごに

立春も過ぎ、まだまだ寒いですが少しずつ春が近づいてきて、新しいことを始めたくなる季節です。 以前受けた骨格診断とカラー診断の結果(ナチュラル&オータム)も参考にしながら、アラフィフの洋服を探して、クローゼットに新しい季節を取り込んでいければいいなと思います。

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