【住宅ローンの見直し】金利交渉で数十万円の節約になりました
私たち夫婦がマイホーム購入をしたのは5年前、2014年2月です。 2014年当時も低金利だと言われていましたが、その後、2016年1月の日銀のマイナス金利政策で、住宅ローンの金利は、さらに大きく下がりました。
住宅ローン金利の低水準と、今後の金利の先高観から、今のうちに住宅ローンの見直しをしておいた方がいいなと感じていました。
住宅ローンの借り換えは「面倒な手続き」と「手数料」がかかる・・・
借り換えを検討するようになりましたが、借り換えには数十万円の手数料がかかりますし、手続きの手間も大変です。
平日の昼間に休みをとり、法務局や役所へ必要書類を取りに行ったり、金融機関で手続きをしたり。 また、借り換えの手続き費用も、かなりの金額が必要です。
- 借り換え手続きの手間
- 借り換えにかかる手数料
を考えると……面倒な手続きをして住宅ローンを借り換えても、手続き費用でプラスマイナスゼロ、あんまり意味がなかったということにもなりかねないので、慎重になっていました。
住宅ローンの金利を下げる方法は、借り換え以外にもある
住宅ローンの金利を引き下げるには「借り換えるしかない」と思っていたのですが、
- 現在返済中の銀行に交渉する
という選択肢があることを知りました。
現在返済中の銀行に金利を引下げてもらえたら、それに越したことはありません。
事前に他の銀行の住宅ローン金利を調べ、金利交渉がダメなら他の銀行に借り換えるつもりで臨みましたが、銀行に金利の相談をしてみたところ、なんと、交渉するまでもなく、アッサリ金利を下げてもらうことができました(・∀・)
(金利引き下げの条件として、定期預金口座開設を求められ、10万円の定期預金をしました)
銀行を変えないメリット
- 登記費用がかからない
- 住宅ローン審査のための資料の提出がいらない
他の銀行に借り換えるより、同じ銀行で金利を下げてもらえた方が手間もかからず手っ取り早いので、引き下げ交渉にトライしてよかったと思います(*´∀`*)
住宅ローンの金利が0.1%下がると、支払額はどれくらい減少するの?
金利が0.1%下がるとどれくらい支払額が減少するのか、なかなかピンとこないと思いますが、おおよその減少額は下記のとおりです。
現在の 元本 |
残りの期間 | ||||
10年 | 15年 | 20年 | 25年 | 30年 | |
1,000万 | 5 | 8 | 10 | 13 | 15 |
2,000万 | 10 | 15 | 20 | 25 | 30 |
3,000万 | 15 | 23 | 30 | 38 | 45 |
4,000万 | 20 | 30 | 40 | 50 | 60 |
(単位:万円)
2,000万円で20年の住宅ローンの場合、金利が0.1%下がると支払額は20万円節約できます。 ごくわずかの金利の違いでも支払額は大きな節約となり、金利の引き下げが0.2%なら2倍、0.3%なら3倍です!
固定金利「0.68%」が下がり、数十万円の節約になりました
わが家の住宅ローンは「固定金利」と「変動金利」を併用しており、新しい金利は下記のとおりです。
- 「固定金利」借入利率:(旧)1.800% ⇒ (新)1.120%
- 「変動金利」借入利率:(旧)0.725% ⇒ (新)0.525%
「固定金利」「変動金利」両方とも金利水準見直しの手続きをすると、手数料が合計で約35万円かかってしまうとのことだったので、「固定金利」のみ金利水準見直しをすることになり、手数料は約18万円でした。(返済方法は「元金均等返済」です)
「固定金利」の金利が1.800%から1.120%になり、《0.68%》下がったので、手数料を引いても、支払利息を数十万円節約することができました(*´∀`*)
さいごに
住宅ローンの見直しは大変そうなイメージがありましたが、70万円強という大きな節約になったので、銀行に相談してよかったと思います。
2016年1月の日銀のマイナス金利政策より前に住宅ローンを契約されている方は、金利引き下げ交渉をしてみると、住宅ローンが大きく節約できるかもしれないですよ(*´∀`*)