ライフスタイルに「美しさ」というモノサシを

40代ミニマリストのシンプルライフブログ|hana diary

(ジャスミンの花と爽やかな香りで埋め尽くされた、南イタリア・ポジターノのレストラン)

私は去年、ミニマリストになりたくてたくさんのモノを手放しました。ミニマリストを意識していなかった頃もたびたび断捨離をしていたつもりでしたが、今振り返れば、過去捨ててきたものは、明らかに「もういらない」と思えるものだったように思います。

去年は、そこからさらに一歩踏み込んで、意識的にモノを減らしました。

おかげでずいぶん暮らしがスッキリしたなと感じています。そして、これから目指していきたいなと思っているのは、もっとモノを減らした「さらなるミニマリストの追求」ではなく、「美しい暮らし」です。

イタリア留学で知った「美しさ」というモノサシ

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(フィレンツェの街並みが見渡せる「ミケランジェロ広場」)

暮らしや生活の中の「美しさ」について考えるとき、よく思い出すことがあります。
20年近く前に留学していたフィレンツェでのホストファミリーのシニョーラ(マダム)との会話です。

シニョーラは「美しい」ということをとても大事にする人でした。

フィレンツェの街中では、「電柱」や「電線」を見かけることはほとんどありませんでした。不思議に思ってシニョーラにそのことを訊ねたところ、「あんなものは美しくないわ!」と言ったのです。「美しくないから、ダメよ」と。

その言葉に衝撃を受けたことを、今でもよく覚えています。

当時の私は、「金額」「利便性」「スピード」「損か得か」など、数値化できたり合理性のあるものを基準に判断することが正しいことだと思っていました。だから、「美しい」というような感覚的なものは、マストではなくベターレベルのものだと思っていたのです。

「美しさ」は判断基準になる。

そうか、「美しい」ということを大切にしてきたからイタリアはこんなに美しい国なんだな、と思いました。ホスト先のシニョーラだけではなく、多くのイタリア人は「美意識」をとても大切にしていました。

イタリアで暮らした日々から20年近い月日が流れ、当時の記憶もだんだんと曖昧になってきつつあるのですが、とてもよく覚えているシーンのひとつです。

美しいものか、役に立つものしか暮らしの中に置いてはいけない

「美しいものか、役に立つものしか暮らしの中に置いてはいけない」
19世紀に活躍したイギリスの詩人・デザイナー、ウィリアム・モリスの言葉です。

普通の暮らしの中で、なかなかそこまで意識できるものではないけれど。でも、意識を向けないことにはそっち側へはいけないように思うのです。

さいごに

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(いつかまた行きたい、5月のアマルフィー)

今、いちばん興味があることは、暮らしのセンスを磨きたいなということです。ライフスタイルのセンスアップ・・・かなり漠然でざくっとしたものではありますが、「美しさ」というモノサシを持ちながら、ちょっとずつでも暮らしのセンスを磨いていけたらいいなと思います。

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