アクタス「123人の家」編集長が語る北欧の暮らしとインテリアとこれからの日本人の暮らし方
先週の日曜日、アクタス・京都店で開催されたトークイベント「現地取材で学んだ、北欧の暮らしとインテリア」で、北欧のインテリアやライフスタイルについてのお話を聞いてきました。
スピーカーは「123人の家」や「アクタス・スタイルブック」編集長の荒木正則氏。
荒木氏がデンマークで撮影されたインテリアの実例写真を見せていただきながら、北欧ライフスタイルのお話だけにとどまらず、撮影の裏話やこれからの日本のインテリアについてなど、興味深いお話もいろいろ聞かせていただくことができた楽しいトークイベントでした。
またいつかもう一度行きたいなと、先月旅行したデンマークが懐かしく思います。
デンマークのライフスタイル
国連が発表する世界幸福度報告書では、デンマークをはじめ北欧の国々が上位を占めています。幸福度ランキングは「10点満点中、自分たちの幸福度は何点か?」を自己採点する方式なのだとか。
日照時間が少ない北欧諸国が幸福度ランキング上位の常連なのはもしかしたら、自分の暮らしに高い点数をつけることができるマインドを持っているから、なのかもしれません。
一方、日本は2017年度の世界幸福度ランキング51位、先進国では最下位。これは、日本人が不幸ということではなく、謙虚で、現状で満足することなく「もっと良くなる・良くしたい」という向上心があり努力家という国民性も関係していそうだとか。
たしかにそうかも。IT企業で働いていた頃、現状で満足するなんてゆるい考えは許されず、努力をサボっているるダメ社員だと評価が下がるような環境だったように思います。どうしたら今よりもっとよくなる?そのためにどんな努力ができる?
常に、改善!改善!改善あるのみ!苦しかったです・・・とても。
幸福度ランキングを決めるのも、幸福だと思うかどうかも、結局は自分たちの気持ち次第、ということなのかもしれないなと感じました。
デンマーク(北欧)インテリアのキーワード
荒木氏の話された「北欧の丁寧な暮らし」のポイントは次の5つ。
- 自然素材・グリーン
床はオーク材でホワイト仕上げが多い。グリーンを飾る - デコレーション
壁にアートや家族の写真を飾る - 照明
蛍光灯や天井照明は使わず、あたたかい色味の照明を使う - 色使い
壁やソファーなどにも大胆に色を使う - インテリア(暮らし)の継承
流行に左右されない、タイムレス
北欧ではアクセントカラーを大胆に取り入れることが多いそう。コペンハーゲンで宿泊したホテルのロビーでも、綺麗な色の椅子が使われていました。
日本人はインテリアに無難な色を選ぶ傾向が強いとのこと。たしかに、わが家も無難な色が多いです。
これからの日本のインテリア
生活全般に対する意識が変わってきており、<インテリア>から<ライフスタイル>へと意識が変わってきているそうです。
- 丁寧な暮らし
- 東京 < 地方
住環境的にも時間的にも地方の方が豊か - 夫がインテリアの主導権
- 和の空間と北欧デザイン
衣食住の「衣」と「食」は消費の連続。「住」は思い出の蓄積。北欧は「住」に重きを置き優先しているが、これからの日本もそうなっていくのではないだろうか、と話されていました。
また、夫がインテリアや住まいを主導するケースが増えてきているそうです。
ちなみにわが家も、住まいに関しては夫に主導権があるように思います。私が好き放題なことを言い、ざっくりした情報を集め、夫が乗り気になればGO。そうでなければなんとなく流れていきます。そして、最終的にちゃんと考えてカタチにしていってくれるのは夫です。
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ミニマリストのカテゴリーでブログを始めて、以前よりも住まいや暮らしへの関心がグンと高くなりました。そしてますます、ミニマルな暮らしって心地よいのだなと思うようになってきています。
人生の折り返し地点を過ぎたなと思う年齢になりました。自分たちらしい心地いい暮らしやシンプルな生き方をしていければと思います。